2024/7/10〜7/15の日程で、小笠原諸島・父島へ税務支援に行ってきました。
アイキャッチ画像は、大神山から見た二見港です。
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NPO法人 司法過疎サポートネットワーク
NPO法人 司法過疎サポートネットワークでは、弁護士・司法書士・土地家屋調査士・税理士等の士業がタッグを組んで、小笠原だけでなく、大島から八丈島・父島〜母島まで、東京島嶼部を中心とした過疎地の法律・税務等の支援を行っています。
可能な限り公証人の先生にも来ていただいて、島嶼部にお住まいの高齢者のかたが、わざわざ内地にいかなくても、公正証書遺言が作れるようサポートしています。NPO活動で公証人さんの協力が得られることは珍しいと思います。これまで積み重ねてきた相談会の回数の重みを感じます。
6回目の訪島
私はこれで6回目の訪島になります。美しい自然に囲まれた小笠原諸島、いいところです。
前回2月訪島時の記事はこちら。
7月の小笠原
東京から南に船で約1,000km。
小笠原海運の「おがさわら丸」に揺られて24時間のところに小笠原諸島・父島があります。
今回は3連休という事もあり、私の乗船したおがさわら丸にも大勢の観光客が乗船していました。
ようこそ小笠原へ。観光業が盛り上がると、島にも活気が出ます。皆様ぜひ、小笠原にお越しください。
滞在中は天候にも恵まれ、「ドピーカン」という言葉がぴったりの晴天でした。6月からまとまった雨が降っていないため、海の透明度が非常に高く、素晴らしいの一言です。ちなみに、貯水池が満水になる位の雨は降ったそうで、とりあえず水不足の心配は無いとのことでした。
7月の小笠原は確かに暑いですが、風があり湿度が低いため、都内よりも過ごしやすいと感じました。ただし、日差しは強烈で、遮るものがないため、あっという間に日焼けしてしまいます。島の子供たちはみんな、日焼けしてこんがり真っ黒です。
相談会・法律教室
内地の相談会と異なり、一件一件じっくりとお話を聞くことができるのが、小笠原くらしの法律・税金相談会の特徴だと思います。
様々な御相談にその場で対応するため、弁護士・司法書士・税理士が同行し、公証人さんにも来ていただいています。
公証人さんに来て頂くことで、島に居ながら公正証書遺言を作成できる、これが本当に大きいと思います。
今回は相談会に加えて法律教室を行い、相続登記の義務化について司法書士がわかりやすくお話しました。
日本の未登記土地問題は、この制度だけで解決するとは思えませんが、まずできることから始めることが大切だと思います。
小笠原の自然
相談会が終わった夜に、大村海岸を散歩していると、ウミガメが産卵のために海から上陸しているところに遭遇しました。砂浜で重い体を必死に運びながら時折大変そうに息をして、命をつなぐことに命を賭けている姿に感動を覚えました。
また、今回、人生初のシュノーケリングを体験しました。宮之浜でのシュノーケリングでは、美しい海とサンゴ礁、色鮮やかな魚を見ることができ、海に浮かんで、何時間も海の底ばかり見ていました。
出港日の午前中には、BONINWAVEさんの半日ツアーを予約して、人生初の体験ダイビングをしました。
ダイビングで一番心配していた耳抜きは問題なかったのですが、水中ではとにかく体を安定させるのが難しく、少し動くと背中に背負ったボンベの慣性で体がグルグルと回転してしまいます。
また、止まっていると、ウェイトでどんどん海底まで沈んでしまうため、ちゃんとダイビングを楽しむには練習が必要だと感じました。
製氷海岸の枝サンゴの群生地でシュノーケリングしたり、イルカの群れと泳ぐこともでき、忘れられない経験となりました。
海の中がこう綺麗だと、水中撮影するカメラが欲しくなります。
島でNotion開発してました
今回の父島滞在中、時間があるときにコツコツと、Notionで税理士事務所管理システムを作っていました。
いままでkintoneで作ったシステムで税理士事務所管理を行っていましたが、サイボウズ社の2024/11からの料金改定で、1人事務所であっても最小人数10人〜の利用料を負担することになり、さすがに費用負担が厳しいため、Notionに移行することにしました。
Notionでシステムを組むのは初めてですが、なんとかなるものです。コードをガリガリ書く開発作業は、もうやりたくありませんが(笑)、こういうノーコード開発は楽しいです。
島には光ファイバーが引かれており、ネット環境も良好で、Notionの開発作業もスムーズに行うことができました。これで近日中にkintoneを解約する予定です。
おわりに
次回は2月に訪問する予定です。次回は母島かなぁ・・・と思っています。