
一年間通学してきた青山学院大学の履修証明プログラム全課程が終わりました。
久しぶりに思いっきり知識欲を満たせる学生生活を満喫し、あっという間に一年間が過ぎてしまいました。
目次
履修証明プログラムとは
ここで、履修証明プログラムについて少しご説明します。

履修証明プログラムは、学校教育法等で法的に定められた制度です。
修了認定を受けるためには、単位あり、課題あり、出席日数カウントあり、という、学生と同様のノルマが課されています。
大学等が独自に行う公開講座と異なり、社会人が体系的な知識を身に付けるための専門トレーニングという位置づけで、修了証明書が発行されます。
今回、千葉県税理士会からの推薦を取り付けて、青学の書類審査を無事通過し、受講することが出来ました。
第百五条 大学は、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の学生以外の者を対象とした特別の課程を編成し、これを修了した者に対し、修了の事実を証する証明書を交付することができる。
第百六十四条 大学(大学院及び短期大学を含む。以下この条において同じ。)は、学校教育法第百五条に規定する特別の課程(以下この条において「特別の課程」という。)の編成に当たつては、当該大学の開設する講習若しくは授業科目又はこれらの一部により体系的に編成するものとする。
受講の動機
税理士が行う業務の中で、道具が取って代わることができないものに、法律・制度の解釈・適用があると考えています。
専門知識を駆使して企業・事業者の伴走支援を行うためにも、税理士試験では教わらない広範囲かつ実践的な法務・税務の知識を身につけ、最新の事例を学び続ける必要があります。
プログラムの成果
本プログラムの受講を通じて学んだことは様々ありますが、特に良かったところを3点挙げます。
① 法律の読み方を掴むことができました

一年間通学して一番磨かれたのは、法律を読む力だと思います。デイリー六法を片手に、法律を読みながら、その解釈を聞く事が、とても勉強になりました。
この講座を受講しなければ、デイリー六法を購入することも無かったと思います(笑)
税理士は実務上、規則や条件を調べる事に忙殺され、法律そのものをちゃんと読む機会があまり無いように思います。法律の背景には、その法律が作られた意図があり、その意図を正しく受け止めることができないと、自分に都合の良い解釈をしたり、上辺だけの文理解釈で失敗しがちです。
実務上の課題について法律でどう定義されているか、法律条文を正しく理解するためには、法律を読む機会を増やす事が大切だと感じています。
私は監査業務に携わっているため、法律や通知・要綱・ガイドライン等を読み込む必要があり、学んだことがすぐに役に立っています。
② 知識のインデックスが増えました

医師にも街のクリニックの先生から大学病院の専門医まで、様々な先生がいらっしゃるように、税理士が携わる分野・業種・範囲も様々で、私にとって日常業務上全く触れることの無い分野が数多くあります。
左の写真は、青山学院大学内にある模擬法廷です。内部も本物の法廷と同じような作りをしています
税理士の能力は、問いに対し即レスするための暗記量ではなく、ある事案について複数の可能性に「気が付き」「何を調べれば良いか判断できる」力だと考えています。そのためにも、普段全く触れることがない分野の税務会計について数多く知ることで、一つの物事について多方面から見ることができるようになると思います。
今回、国際税務や事業再生等、様々な事例について教わり、多くのキーワードを手に入れることができました。
また、同じ受講生(税理士)とディスカッションを行ったり、青学の教授と東京青税会員との橋渡しをしたりと、このプログラムを通じ、様々なコニュニケーションを取ることができたのも、今後の大きな財産になると思います。
③ 大学キャンパスを満喫しました
受講期間中は、学生証が交付されるため、青山学院大学の施設を使用することができました。学食や図書館を活用することができ、学生に戻った気分でした。
学食は安くて美味しく、特にビーフシチューがお気に入りです。






青山学院大学のキャンパスもとても美しく、よく授業前後に散歩していました。ちょうど図書館の新築工事が行われており、来年完成するそうです。









カリキュラム
というわけで、一年間学んできたのは、下記の項目になります。
おわりに
非常に楽しいキャンパスライフでしたので、チャンスがあれば、次はリカレント・コース(修士)を受講してみたいと思っています。