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小笠原 くらしの法律・税金相談会

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2023/7/12〜7/17にかけて、NPOの一員として、小笠原諸島・父島へ、くらしの法律税金相談会に行ってきました。

このブログの原稿は、帰りのおがさわら丸の後部デッキで、海を見ながら書いています。

NPOの活動

NPO法人司法過疎サポートネットワークでは、公証人・弁護士・司法書士・土地家屋調査士・税理士など、各士業でチームを組み、離島を中心に訪問し、普段なかなか士業に相談する事が難しい方達に対するサポートを行っています。

幸運にも、私も2年前から参加させて頂いています。

小笠原 くらしの法律税金相談会 開催

夏と冬の毎年2回、小笠原を訪島して、島民のかたの法律や税金の様々なご相談をお受けしています。例年9月に訪島するのですが、今回は7月の訪島となりました。

今回は、コロナが5類に移行して初めての夏という事もあり、訪島する観光客が多く、竹芝〜父島航路の船(おがさわら丸)も混雑していました。やっとまともに商売ができるという事で、観光業をされている島民のかたも大忙しだったようです。

貴重な時間を割いて、多くの島民のかたにお越しいただきました。ありがとうございました。

税金教室・遺言教室 開催

今回、10/1からのインボイス制度施行前に訪島する最後の機会という事もあり、法律税金相談会と併せて、

  • インボイス・電子帳簿保存法についての解説を行う税金教室
  • 生前に遺言を残す大切さをお伝えする遺言教室

を行いました。

また、今回初めての試みとして、プロジェクターを使って日本公証人連合会の、遺言の大切さを伝える動画をお見せする事も行いました。

荷物になるため大光量のプロジェクターを持っていく事は難しいのですが、ちょうどVitvitek QUMI Q5というポータブルプロジェクターを持っていまして、それを持っていきました。プロジェクター、ほとんど使わないけれど、たまにあると役に立ちますね。

QUMI Q5(LEDモバイルプロジェクター)|加賀マイクロソリューション
グローバルな視点でTREND&ECO&TRUSTアイテムをいち早く発信するリーディングカンパニー アドトロンテクノロジーのホームページです。QUMI Q5(LEDモバイルプロジェクター)の製品情報。

ACアダプター込みで690gの持ち運びに便利なプロジェクターです。今はQ9が出ているらしい。

ちゃんと映るのか心配でしたが、うまくいったと思います。今後、機会があれば他の島にも持っていきたいと考えています。

NPO活動に参加する理由

このNPOの活動は、島民の皆様の笑顔を見ることができ、とてもやりがいがあります。

士業同士でタッグを組み支援活動を行う事で、対応する案件の幅が広がり、また、税理士単体では日常接することのない様々な案件に関わる事ができ、とてもいい経験をさせて頂いています。

ご相談に来られる方に対し、その時その時のベストな回答をしたいと思っていますが、本土と違い、「調べて後日回答」という事ができないため、私も必死になってお答えしています。あとで「もっといい話し方があったのではないか」「ちゃんと伝わっただろうか」など、反省することも多く、自分の勉強不足をひしひしと感じます。

こうして定期的にNPO活動に参加することで、締め切り効果といいますか、ついつい楽な方向に行きたくなる自分を戒めて、研鑽を積む気力を奮い立たせています。

1週間まるごとスケジュールを空けるのは割と大変ですが、今後もこの活動を続けていきたいと思っています。

訪島4回目

私の小笠原訪島はこれで4回目となりました。

だいぶ地理も頭に入ってきて、新しいお店が開店していたり、別のお店に変わっていたり、新しい建物が建築中だったりと、小笠原も少しずつ変化していくのを感じます。

「島民の方と仲良くなる第一歩は、まず地名を覚えること」というアドバイスもあり、毎回、自転車で島を回りながら(坂道だらけで大変)、地名を覚える事にしています。

本土に居ると、歩けば近くにコンビニがあり、1店閉店しても別の選択肢がある、恵まれた環境に居ることをついつい忘れてしまいます。

島には数えるほどしか店舗が無いため、1店閉店するだけでも、島民のかたの生活に大きな影響が出ます。今回、ドラッグストアだったお店が閉店していて、色々と考えさせられることがありました。

自由時間もあります

6日間の日程のうち、1日半の自由行動時間があります。今回は船で沖に出て泳ぐことにしました。小笠原4回目にして、初めて泳ぎます。

海の透明度が非常に高く、サンゴ礁で泳ぐ色鮮やかな魚達を間近で見たり、イルカの群れと一緒に泳いだりといった、貴重な体験をすることができました。

フィン・水中ゴーグル・シュノーケルの3点セットを借りていましたが、何となく「今回は父島の海を相手に、自分の力だけで、ガチでやりとりしたい」と思い、フィン・シュノーケル無しで素潜りしました。

小笠原はすぐ外海となるため、強い海流があり、あまり船を離れると海流に流されて、船に戻るのが大変になります。

泳いでも泳いでもなかなか船が近づかず、「海流って凄いなぁ」と感心しつつ「やばい、戻れないかも」と焦った瞬間がありました。

下を泳ぐイルカと目が合ったり、浮いてきてくれて一緒に泳いだりすることができました。イルカが泳ぐ速度は私の予想していた以上に速く、フィン無しでは完全に速度負けしていました。

夜は満天の星空で天の川が見え、浜にはカメが産卵のため上陸していて、NPOの仲間達と飲むお酒は美味しく、いい日々でした。

日差しが強烈

父島は風を遮る建物が少ないため、本土と比べると湿度が低く、日陰に居ると涼しいくらいです。が、日差しが強烈です。

ドルフィンスイムの日については、日焼け止めクリーム・サングラス・帽子等で日焼け対策をしていましたが、その他の日に自転車で島内を走った際、つい面倒になり日焼け対策を怠った結果がコレです。

時計の跡がクッキリ。ヒリヒリします。

島民の方とお話した際、「昼間は外に出ない。日焼けしちゃうから」とおっしゃっていました。

ですよね〜・・・

また来年!

また来年2月に、NPOで小笠原訪島を予定しています。その頃には、インボイス制度や電子帳簿保存法の義務もスタートしているので、どうなっているでしょうか。