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Immersed Visorフィッティング

ブログ
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この記事の趣旨

2024/9/19、テキサス・オースティンで、Immersed Visorのローンチイベント(Immersed IRL)が開催されます。断片的な情報しかなかったImmersed Visorのハンズオンデモが行われ、Immersed Visorの全貌が初めてわかる貴重な機会です。

The Visor Blog
The Visor Blog is home to all the tips, tricks, and updates surrounding the Immersed Visor headset. We discuss how peopl...

ちなみに、Immersed Visorは、こんな感じのVRグラスです。

Visor
With Visor, bring 4K OLED displays everywhere you go. No more physical monitors. Visor is portable, sleek, and lighter t...

2024/3にImmersed VisorのFounder’s Editionを申し込んでから6ヶ月、いよいよです。

申し込んだときのブログはこちら。

Immersed IRLに併せてFounder’s Editionも出荷開始

Immersed IRLの告知の中に、Shipping starts right afterと記載があったため、Founder’s Editionは9月〜10月中には手元に届くのではないかと予想しています。

Founder’s Editionではない通常版は、Founder’s Editionから6ヶ月遅れで出荷予定とのことです。

フィッティングデータの送信

Immersed IPDの告知と併せて、Immersedからフィッティングデータ送信依頼のメールが届きました。

Immersed Visorは、Meta Quest等のVRゴーグルと違いバンド等で微調整ができないからか、事前にImmersedにフィッティングデータを送信します。フィッティングデータを送信した後、Visorの生産が確定すると、そこからは変更不可となります。

具体的には、瞳孔間距離値(IPD)を測定してImmersedに送ります。

IPDとは、両目の瞳孔の中心間の距離を指します。

Immersedアプリのインストール

フィッティングデータ測定・送信にはImmersedのスマホアプリを使います。

  1. スマホにImmersedアプリをインストールします。
  2. Visorを注文したアカウントでImmersedアカウントにサインインします。
  3. “Profile” > “Submit your IPD for Visor”メニューから、IPDの測定および送信を行います。
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アプリを使ったIPD測定

    スマホによるIPD測定手順を、画面のスクショと共にご紹介します。

    ① 利用規約に同意します

    [簡易訳]

    • このチェックをつけると、OptometristによるIPDの測定を受けないことを認める(Optometristによる測定を強く推奨します)。
    • このチェックをつけると、暗号化されたデータを保存してスキャンの精度を向上させることに同意する。

    測定中も、「IPDは、熟練したoptometristに測定して貰うことを強く推奨します」と何度も表示されます。

    海外には、optometristと呼ばれる、目の検査を行う専門職があるようです。日本では眼科医になるでしょうか。

      私は、黒目の円を自動認識して、その中心間距離を測るのであれば、スマホでもそこそこ精度は出るのではないかと考え、スマホ測定にしました。

      心配なかたは、眼科に行って測定してもらうと良いと思います。

      ② 明るい部屋で測定します

      [簡易訳]

      明るいエリアで測定してください

        ③ 磁気カードを用意します

        [簡易訳]

        このアプリは、目の間隔を磁気カードで測定します。ギフトカードや名刺では駄目です。

        magnetic cardは、キャッシュカードやクレジットカードのことだと思います。確かに、全世界共通のサイズですので、距離の測定にはピッタリです。

        ただ、クレジットカードの表面にはカード番号、裏面には(アメックス以外は)セキュリティコードが書かれているため、それを撮影して使用するのは気が引けます。

        悩んだ結果、税理士用電子証明書カードがクレジットカードと同一サイズだったので、それを使用しました。税理士用電子証明書カードはの裏面には、「税理士の使命」が書かれているだけなので、流出しても問題ありません(笑)

        実際にはIPDの測定値だけが送信され、画像データ自体は送信されないような気もしますが、用心に越したことはありません。

        ④ おでこに磁気カードを当てて、顔を撮影します

        どのように撮影するか、モデルの人を使った画像が表示されます。

        緑の円内に顔が収まるようにして、両目の中心を結んだ水平線と、磁気カードの底辺が平行になるようにします。

          アプリが音声でガイド(英語)してくれます。

          ・顔とスマホの距離を調整してくれ
          ・もう少し下に向けてくれ
          ・もう少し右に向けてくれ
          ・よし、そのまま静止していてくれ

          のような音声ガイドを元に、スマホの位置を調整し、適正位置になると、自動的に撮影が開始されます。

          うまく撮影できないと、「顔が検出できません」と表示されます。

          これが予想以上に大変で、何度もやり直ししました。

          何度も失敗していると、「optometristに測定してもらいましょう」という画面が出て、測定自体ができなくなります(アプリの再起動で復旧します)。

          ⑤ 測定値を送信します

            納得がいく測定ができたら、Submitボタンを押して、ImmersedにIPDの値を送信します。
            お疲れ様でした!

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            VR税理士事務所への期待

            無事IPDの送信も終わり、あとは製品の到着を待つばかりです。

            IPDの測定は面倒でしたが、Immersed Visorで実現するVR税理士事務所への大きな一歩。

            早く、VR空間の中での新しい働き方や生活のスタイルを模索したい。楽しみです。

            Immersedのコワーキングスペースの中で顧問先と打ち合わせしたいですね。

            税理士に聞きたいことがあれば、Immersedの中では同じスペースに居る、直接話せる、そんな税理士事務所があってもいいのではないかと思います。